真宗学コース
現代社会との関わりを通して仏教を学ぶ。
親鸞が明らかにした具体的な人間の救いを課題として、現代社会が抱える問題と具体的に向き合いながら、現代を生きるということを問い直していきます。
真宗学コースの学生の声
奥が深い真宗の教えに感動。大谷の教員資格取得が目標です。
真宗大谷派教師資格を取りたいと思い、真宗学コースを選びました。授業では真宗の教えや仏教の歴史などを学んでいます。観念的なことも多いのですが、人生のために役立つ教えも多いと思います。真宗の教えはとても奥が深いので、時々難しくて頭をかかえるときもありますが、少しでも理解できたり、なんとなく見えてきたときは、うれしくて満たされたような気持ちになります。今まで仏教についてほとんど無知だったので、学びの一つひとつが新鮮で、とても勉強になっています。クラスや先輩たちとの交流も盛んで、授業だけでなくキャンパスライフがとても充実しています。
南谷理央さん (仏教文化学科4年・クラーク記念国際高校出身)
教員から学生へのメッセージ
自分とのかかわりを大切に学んでほしい。
仏教を学ぶ動機にはいろいろあります。ある人はお寺に生まれて、将来、お寺の仕事を受け継ぎたいから、そのために資格をとりたい。ある人は能力が評価される競争社会で頑張ることにむなしくなって、人生を考えたい。ある人はアジアの、日本の歴史に興味があるから、文化としての仏教を学びたい。それらはすべて仏教を学ぶ、いうなれば、ご縁です。そのさまざまなご縁を活かして、仏教の言葉にふれてください。誰かのためとか、何のためというのではなくて、自分自身のために学んでください。
尾畑 文正 教授(文学部)
仏教の歴史に立ち現代の諸問題に向き合える人を育てる。
- 親鸞の教えから人間が
生きる意味を探究 - 真宗学コースでは、親鸞が明らかにした仏教を通して、人間とは何か、自分自身が生きるとは何かを深く学んでいきます。

- 人間の救いを課題により
実践的な教育を行います - 親鸞の教えをただ単に教理として学ぶのではなく、具体的な人間の救いを課題として、より実践的に学ぶことをめざします。

- 社会的な関わりを通して
親鸞の教えを学びます - 本学の真宗学の特徴は、現代の諸問題との関わりを重視していること。親鸞の教えに照らし合わせながら、平和・人権・福祉・生命倫理といった現代社会の問題と向き合い、現実の社会に参加できる人材を育てます。
- 人生のあり方、生き方を
親鸞の教えに尋ねます - 人間の意味を問うような内面的なさまざまな問題を抱えて生きる私たち人間。そんな私たちの人生のあり方、生き方を親鸞の教えに尋ねます。
親鸞の教えの本来的意義を現代社会のなかで見つめ直す。
- 仏教の伝統を具体的に学びます
- 「教化学」という実践的な仏教の伝統を具体的に学んでいきます。単に仏教の知識を得るだけではなく、自分自身の問題として追究していきます。
- 仏教を実践的に学んでいきます
- 仏教の現代的ありかたを問い、平和・人権・生命倫理の問題を大事にするなど、社会との関わりの中で実践的に学び、現実社会に具体的に問いかけていきます。
- 親鸞の教えの意義を明らかに
- 歴史や言語に対するアカデミックなアプローチから実践的で現代的な課題まで、さまざまな面から、親鸞の教えの本来的な意義を明らかにします。
- 親鸞の教えを基盤に現代社会を考えます
- 親鸞が課題とした具体的な人間理解を、医療・人権・現代思想といった現代社会の諸問題の中で見つめていきます。
コラム
真宗学とは、親鸞によって見だされた仏教学。
自分らしく生きるための普遍の真理を見いだすこと。
真宗学ってなんだろう。仏教学は仏陀(目覚めた人)である釈迦の教えに関係する学問だとはわかるでしょう。しかし真宗学となると、セクト(宗派)的なイメージがあって、非常に狭く感じられますが、実はそうではありません。鎌倉時代を生きた仏教者でもある親鸞は、現実社会とのかかわりの中で、人間としての自分を大切にしたいと願い、いつでもどこでも誰もが、本当に人間として生きることのできる道を釈迦の仏教に探し続けました。それを仏教では求道といいますが、その求道の果てに、阿弥陀如来という名で現されている永遠普遍の真理に包まれている自分を発見することができたのです。能力がないと自分を卑下する必要もない。能力があると自分を威張る必要もない。それは私が私らしく生き、あなたがあなたらしく生きることのできる世界の発見といってもよいでしょう。そういう世界と、その世界を生きる自分自身について、それを親鸞が歩んだ仏教の言葉をもってどこまで明晰判明に求め、学ぶ学問体系を真宗学といいます。ひと言でいえば、親鸞によって見いだされた親鸞の仏教です。








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