同朋大学 出張講義

同朋大学では、本学の教員が高等学校で行う出張講義(無料)を行っています。

ご希望の分野(心理学・福祉・保育・幼児教育・文学・歴史・哲学・仏教)がございましたら、お気軽に入試・広報センターまでご連絡ください。

出張講義 申込方法

開講期間 2023年度も開講しております。ご希望の分野をご連絡ください。※下記の講義テーマ例は過去実績です。実施時間等、ご相談に応じます。
申込方法 派遣講師の日程調整のため、原則1ヶ月前までにご連絡ください。
電話・E-mailでご連絡ください。
申込先 同朋大学 入試・広報センター
9:00~18:00(土曜・日曜・祝日は休み)
〒453-8540 名古屋市中村区稲葉地町7-1
TEL:052-411-1247
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講義テーマ例

社会福祉学部 社会福祉学科 社会福祉専攻

認知症の高齢者とのコミュニケーション
汲田 千賀子 専任講師

講師名:汲田 千賀子 准教授
分野:高齢者福祉
時間:45分
受講生準備物:特になし

2025年、日本における認知症高齢者は700万人になると予測されており、それは高齢者の5人に1人が何らかの症状があることを意味しています。認知症になると何もわからなくなってしまうのでしょうか。もし、自分が記憶を長時間保持することができない病気になったとしたら周りの人たちにどのように声をかけてほしいでしょうか。本講義では、認知症について学びながら、認知症高齢者とのコミュニケーションの方法について考えていきたいと思います。

①心理学―心理テストを通じての自己理解
②ボランティアの心
目黒 達哉 教授

講師名:目黒 達哉 教授
分野:①心理学②ボランティア
時間:45分
会場校準備物:CDが聴ける機器
受講生準備物:筆記用具

①心理学―心理テストを通じての自己理解
心理テストを用いて、楽しく自分のことを知る機会になります。きっと、日常生活での自分のあり方や対人関係に役立つことでしょう。
②ボランティアの心
ボランティアとは何か、またボランティア活動から得られるものは何かついて解説します。きっとボランティア活動を通じて自分自身の心や気持ちが豊かになることが分かるでしょう。

日本の社会保障
渡邊 幸良 教授

講師名:渡邊 幸良 教授
分野:社会福祉
時間:45分

私たちは、自由な生活を営むために働いていますが、いつも健康であるとは限りませんし、年を取って若い時のようには働けなくなってゆきます。また、景気や産業構造の変化によって、低賃金になったり失業したりするかもしれません。このような個人の責任や努力だけでは対応できない事柄に対して、必要な生活保障をおこなうのが社会保障です。本講義では、生活保障としての社会保障を分かりやすく理解します。

「心」って何だろう
石牧 良浩 准教授

講師名:石牧 良浩 教授
分野:心理学
時間:45分
受講生準備物:筆記用具

友人や恋人、同僚などといい人間関係を保っていくために、他者の心を理解することが大切だといわれています。しかし、「心」についての定義づけは非常にあいまいです。心を構成する要素としては、感情や知能、感覚、記憶など様々なものがありますが、この講義ではまず、「心とは何か」という、心理学の入り口のテーマについて、日常生活の様々な事例や簡単な心理テストなどを用いながら解説します。できるだけ興味深く、わかりやすい内容の講義にしていきたいと考えています。

介護と地域の国際化
村上 逸人 准教授

講師名:村上 逸人 准教授
分野:介護福祉
時間:45分
会場校準備物:プロジェクター
本学準備物:ノートパソコン

日本は、フィリピンおよびインドネシアとベトナムとEPA(経済連携協定)を締結し、介護福祉士候補者の受入れをしてきた。2017年の秋には技能実習生として東南アジア諸国から外国人介護職員の来日も始まり、介護現場に国際化の波が押し寄せようとしている。受入れ先の介護施設では日本人介護職員と外国人介護職員との協働に期待する声があがる一方で、外国人介護職員を迎える介護施設では、日本語の研修や国家試験受験にむけた職員研修、そのほか地域への定着と生活支援といった課題にも直面している。そうした状態にある我が国の介護福祉の現場についてお話します。

“相談にのる”って何すること?
〜精神保健福祉士の面接,紹介します〜
吉田 みゆき 准教授

講師名:吉田 みゆき 教授
分野:精神保健福祉
時間:45分
会場校準備物:面接場面を再現する際に使用する椅子2脚、小さな机1つ
本学準備物:当日の配布資料

精神保健福祉士(ソーシャルワーカー)は、クライエントと共に彼らが抱える生活上の課題の解決をはかっていきます。しかしそれはワーカーの「熱き心」だけでは成り立ちません。ではどうするのか…。面接場面を通して具体的に紹介します。

日本の道徳教育が向かう道
岩瀬 真寿美 准教授

講師名:岩瀬 真寿美 准教授
分野:教育学
時間:45分
会場校準備物:プロジェクター
受講生準備物:筆記用具
本学準備物:PC

いじめや不登校といった数々の教育をめぐる問題を常にニュースなどで見かけます。大人から子どもたちに伝えたい生き方とはいったい何なのか、「正しさ」は時代や文化によって異なるのか、自分の正義と他者の正義が対立するときに私達は何を基準とすべきなのか、意図と結果とどちらに重きを置いて物事を判断すればよいのかといった、道徳を考える上での根本的な問題を考えます。また、近年の道徳科に至るまでの、戦前からの徳育の歴史を参照しながら、皆さんがこれまで受けてきた道徳の授業がどのように組み立てられていたかを振り返ります。さいごに、人間形成の理論を紹介し、日本の道徳教育が向かう道について様々な方面から皆さんと想定し議論します。

社会福祉学部 社会福祉学科 子ども学専攻

育ちの根っこ
~子育て・療育・つながる支援~
藤林 清仁 専任講師

講師名:藤林 清仁 准教授
分野:障害児保育
時間:45分
本学準備物:配布プリント印刷

保育士として働くうえで大切な「科学的な視点」とは何かをお話していきます。各年齢における子どもの発達的な特徴を踏まえながら、大人が「困った」と思う行動の本質的な意味は何か、子どもへの視点とかかわり方について事例を交えながら紹介します。子どもは「おもい」や「ねがい」を持つことから発達していきます。育っていく上での根っこになることは何か、大切にしてほしい視点をお話していきます。興味がある高校生がいれば、障害のある子どもが通う療育の施設について、保育士がどのように活躍しているか紹介したい。

文学部 人文学科

人々と歴史の関わり
金山 泰志 専任講師

講師名:金山 泰志 准教授
分野:歴史学
時間:45分
会場校準備物:なし
本学準備物:なし

本講義では、①若者は本当に歴史に興味が無いのか、②なぜ学生は(高校生も大学生も)歴史を学ばなければならないのか、という歴史学に対する根本的な問いに答えていきたいと思います

具体的には、高校生にも興味を持って貰えるように、「フェイト(FateGrandOrder)」「君の名は。」「三国志」「艦隊コレクション」などの、「歴史コンテンツ」と考えられる日本のゲーム(アプリ)やアニメを取り上げます。これらの作品は単なる娯楽というだけでなく、歴史の”学び”と深い関係性があります。歴史学と現代社会の結びつきを知ってもらい、若者は決して歴史に無関心ではないことを学んで貰いたいと思います。

『もののけ姫』に歴史を読む
安藤 弥 教授

講師名:安藤 弥 教授
分野:日本史
時間:45分

宮崎駿監督のアニメ映画『もののけ姫』には、日本中世史の研究成果がとても多く盛り込まれています。日本列島を東から西へと移動するアシタカ、旅の途中で立ち寄る都の風景、そしてたどり着いたタタラ場で元気はつらつな女性たち、白い包帯を身に巻いている人たちが問いかけること、石火矢(鉄砲)に刻まれた龍の紋章は何を意味するのか、〈もののけ姫〉の生きる世界、そして〝神殺し〟とは?さりげない描写に深い意味が込められていることもあります。『もののけ姫』を歴史学的視点から読み解きます。

オアシスに残るエジプト文明
古川 桂 専任講師

講師名:古川 桂 専任講師
分野:古代エジプト史
時間:45分
会場校準備物:プロジェクター

「エジプトはナイルの賜物」というヘロドトスの言葉の通り、エジプト文明はナイル川という大河の流域で生まれ、育まれた文明です。しかしナイル川から遠く離れたエジプト西方砂漠のオアシスにもエジプ文明は根付いていました。大河のない場所で、エジプト文明はどのように発展していったのでしょうか。西方砂漠の最も南に位置するハルガ・オアシスでの調査を元に、その謎を解き明かしていきます。様々な科学的手法(遺跡探査衛星画像の解析、3次元計測など)を用いながら行なっている調査の様子なども交えながらお話ししていきます。

小説の読み方について
―〈隠された物語〉を読む―
三川 智央 専任講師

講師名:三川 智央 准教授
分野:日本近現代文学
時間:45分
受講生準備物:筆記用具
本学準備物:教材プリント(受講者人数分)

小説を読むってどういうことか考えたことはありますか? 書かれていることだけを読んで、何となく「こんなもんかな」とわかった気になっていませんか? 実は、小説を読むときに大切なことの一つとして、文字として書かれていない部分、つまり〈隠された物語〉を読むということがあげられます。この講義では、小川洋子さんの短編小説「電話アーティストの甥/電話アーティストの恋人」を題材に、作品の中の〈隠された物語〉を実際に考えてみることで、小説の読み方の一部を学んでもらいたいと思います。

物語の伝承を考える
―浦島太郎の場合―
箕浦 尚美 専任講師

講師名:箕浦 尚美 准教授
分野:日本文学
時間:45分
会場校準備物:プロジェクター(HDMLケーブル不可の場合は、その旨の連絡を希望)

「昔々浦島は、助けた亀に連れられて」と歌われる浦島太郎の物語は、古くは『日本書紀』や『万葉集』など、奈良時代の文献にも見ることができます。海の彼方へ行った浦島が戻ってきて玉手箱を開けてしまうという部分はどの時代のものも同じですが、物語の各部分は、現代に至るまで幾重にも変化を重ねてきました。その変化の一部を紹介し、物語が時代を経て伝えられることについて考えたいと思います。

文学部 仏教学科

宗教と人間(親鸞と現代)
安藤 弥 教授

講師名:安藤 弥 教授
分野:宗教学
時間:45分

宗教とは、私たちが人間として、なにをよりどころにして生きていくのか、考えていくことです。そうした宗教と人間の課題について、今から800年ほど前に生きた親鸞という歴史上の人物の生涯をたどり、確かめていきます。また、親鸞がよりどころにした浄土真宗という仏教が、現代社会のさまざまな歌や言葉の世界に見出せることをお話しします。

仏教ってなんだろう?
市野 智行 専任講師

講師名:市野 智行 准教授
分野:仏教(宗教)
時間:30分

皆さんは、お寺や神社、教会に行くことはあるでしょうか?普段の生活ではあまりないかもしれません。でも、クリスマスにはお祝いをし、大晦日には除夜の鐘を突き、また初詣でおみくじを買うという人は意外と多いかもしれませんね。宗教というのは思いのほか身近に存在しています。しかし、身近に感じることは決して多いとは言えません。では、宗教というのは、私たちにとって一体何でしょうか?私たちとどう関係するのでしょうか?もしくは必要なものなのでしょうか?少しだけ考える時間を一緒に作りたいと思います。