学長メッセージ

同朋大学は、入って良かったと思ってもらえる大学です!

同朋大学は、文学部と社会福祉学部の2学部と大学院を有し、浄土真宗の宗祖・親鸞聖人の教えに基づく「同朋和敬=共なるいのちを生きる=Living Together in Diversity」を建学の精神とし、真の人間教育を目指す大学です。2024年度には、社会福祉学部に心理学専攻を開設します。

基本理念が意味するのは、お互いを友として、互いに敬い、尊重し合い、個々の違い、多様性を認め合うことです。「共に生きる」ことや、さまざまな人が大学に集い、「共に学び、共に育ち、共に歩む」ことを大切にする教育の実践に、本学は最も力を入れています。その実現のためには、心と心が通じ合う少人数教育が不可欠です。そこで本学では適正規模の学生数にこだわり、個別指導を大切にしています。1年生から「基礎ゼミ」などを通して、クラスメートとの出会いや教員とのつながりを重視しています。また、学生・教員・職員の代表からなる三者協議会で、より良い大学を創造するために議論も行います。そして、教職員との距離が近いため、一人ひとりの学生の皆さんへのケアに力を入れ、専門性の高い分野について、より深く、より集中して学べるのはもちろん、一人ひとりに対する「心の教育」に関しても力を注ぐことができます。学生、教職員一人ひとりの顔が見える大学であってほしいとの願いから、対面授業を重視し、個々の学生の個性・特性に十分配慮する教育を実践しています。

また、障がいを持つ学生が学びやすい大学づくりを進めており、選抜試験では障がい者枠も設け、障がい学生のための奨学金制度も作りました。車いすの学生、目や耳が不自由な学生も安心して大学生活を送れる大学です。スポーツに熱中する学生もいればボランティアなど文化活動に一生懸命な学生、もちろん各種資格取得を目指し学修に励んでいる学生など、いろいろな学生と出会えますし、先輩と後輩の区別なく一緒になっての学園生活が楽しめます。経済的に恵まれない方々には国の制度以外にも大学独自の奨学制度も用意しています。キャンパスのあちらこちらでは学生の皆さんと教職員が親しく語り合う光景が見られます。この親密な関係は卒業後も途絶えることなく生涯を通じて続きます。こうした心の触れ合いは開学以来70余年の歴史の中で、同朋大学から巣立った卒業生の皆さんに共通する伝統の校風なのです。

本学はさまざまな価値観を持った学生はもちろん、いくつになっても学ぶことに意欲的な人たちのために広く門戸を開いています。このような環境の中で一人ひとりが持っている良さを共に伸ばし合い、足りないところは補い合いながら、自分自身の成長を確かなものとして育ってください。同朋大学はあなたたちの入学を心から歓迎します!

同朋大学 学長 松田 正久

同朋大学 学長

松田 正久(まつだ まさひさ)


専門分野は理論物理学(素粒子論)、通勤は地下鉄・バス利用で1時間です。最近の趣味はもっぱら週末ウォーキング、野菜作りや映画鑑賞など。以前は登山にも頻繁に行っていましたが、今は、「愉しく元気に無理をしない」をモットーに適度な運動を心がけています。