教員紹介

kamozawa

氏名・職階

鴨澤 あかね(かもざわ あかね) 教授

自己紹介(出身地・出身校・学生時代の思い出・休日の過ごし方等)

愛媛県松山市の出身です。大学時代は京都で過ごし、大学院は東京で、同朋大学に着任する前は札幌の大学で教員をし、色々な土地や気候を体験しました。
大学時代はバスケット部の練習とバイトに明け暮れていましたが、友達の支えもあり、無事4年間で卒業することができました。本当に友達は大切です。

専門・研究分野

臨床心理学です。大学院卒業後、病院の神経科、公共の教育相談室、精神科クリニック、従業員支援プログラム(EAP)を提供する会社など、いわゆる現場といわれるところで長年心理士として仕事をしていました。今は、いかに研究を実践に活かすかを常に考えています。

学びの紹介

学部では「臨床心理学概論」、大学院では「心理療法論」「心理学基礎研究」などを担当し、臨床心理士、公認心理師養成に関わっています。グループ・アプローチの1つSCT(Systems-Centered Therapy/ Training/ Approach)の考え方を取り入れて、集団としてまとまりながらも個人の個性が際立ち、その人らしくいられるあり方を探求し、学んでいきます。

学生・受験生に一言

“類は友を呼ぶ”といいます。なんとなく自分になじみのある人たちで集まっていると心地よさを感じます。でも、最初は「自分とは合わない」と思って避けていた人が、ふとした瞬間に意外と自分と似ている面があることがわかって、親しみを覚えることもあります。それは物事への興味関心も同じです。好きなことだけでなく、最初はとっつきにくいと思ったことでも好奇心をもってチャレンジし、体験世界をぜひ広げて下さい。

主な研究業績

【著書】

  • 『システム・センタード・アプローチ:機能的サブグループで「今、ここで」を探求するSCTを学ぶ』 翻訳(単訳) 創元社 2015年

【論文】

  • SCT(Systems-Centered Therapy)を用いたグループ心理療法の心理的効果 ―がん体験者のグループにおける質的研究を通じて(共著:筆頭) 集団精神療法 2022年
  • Narrative of "Here-and-Now": Cancer Survivors in a Group Psychotherapy Using SCT (Systems-Centered Therapy)  (共著:筆頭) Japanese Psychological Research 2021年
  • 機能的サブグループ形成を用いたグループのプロセス ―実験的グループを用いた心理力動的なグループのプロセスとの比較検証(単著) 集団精神療法 2018年