教員紹介

三浦 純子

氏名・職階

三浦 純子 (みうら じゅんこ) 専任講師

自己紹介(出身地・出身校・学生時代の思い出・休日の過ごし方等)

ロンドン生まれ。5歳までイギリス、小学校から高校までの5年間はイタリア・ミラノで生活をしました。海外生活を通じて、様々な状況で暮らす移民や難民を目の当たりにし、彼らの役に立ちたいという想いで現在に至ります。国際協力への関心が高く、東京で過ごした大学時代は世界を見たいという想いでタイの農村部でホームステイしたり、北アフリカのチュニジアへ短期留学をしたり、大学院ではイギリスに留学しました。休日は、浜松城を散歩したりと家族とゆっくり過ごしています。

専門・研究分野

文化人類学。移民・難民研究。
詳細は  https://researchmap.jp/junkomiura

人の移動に関心があり、移民や難民の問題を研究しています。 これまで、イタリアでフィリピン移民の調査を行い、難民問題の調査でタイのメーソット、難民キャンプ等でフィールドワークを行っています。

学びの紹介

英語や講義科目である「英米文化」「現代世界情勢」などを担当しています。「英米文化」では、イギリスとアメリカを中心に植民地の歴史が現代にどのような文化的影響を与えているか、紅茶を通じてイギリス社会を覗いたりと楽んで学べるようなテーマを扱うように心がけています。「現代世界情勢」では、SDGs、難民や貧困などの国際問題を、「遠くの話」から「身近な」問題として捉えられるよう、皆さんの興味関心の幅を広げるきっかけになるような授業を目指しています。

学生・受験生に一言

受験期は人生で一番「勉強」をできる時で、大学では人生で一番「学ぶ」ことができる時期だと思います。私は、これまで多くの先生や友人、周りの人たちに導かれて道を歩んできました。学びの場での1つ1つの出会いとご縁を大事に、道を切り開いていってほしいです。伴走者として一生に学ぶことできたら嬉しいです。

主な研究業績

  • Miura, J. “Forced Migration in Japan: March 11 Catastrophe” CDRQuarterly. CDR,The University of Tokyo.Volume 3. 2011.
  • Miura, J. “Filipino Migrant Workers in Italy: How Do Cultural Factors Promote Filipino Migration to Italy?” CDRQuarterly. CDR,The University of Tokyo.Volume 4. 2012.
  • 三浦純子(2013)「日本における難民の受け入れと社会統合:タイ難民キャンプからのカレン族を事例に」立命館大学、立命館大学平和ミュージアム紀要、第14号
  • 三浦純子(2014)「移動する人々と第三国定住-難民の行き先が日本になるとき」『難民研究ジャーナル』難民研究フォーラム、第4号
  • 三浦純子(2024)「生まれる国は選べない:難民問題を通じて他者理解を深める」中西千春編『音大生の国際的な視野を広げる』飛鳥井出版