第35回社会福祉士・第25回精神保健福祉士の国家試験合格者6名にインタビューを行いました。
福祉に興味がある方、社会福祉士・精神保健福祉士の資格取得を目指している方は必見の内容です。ぜひ参考にしてください。

Q1. なぜこの資格を知り、受験しようと思いましたか?

北原さん(社会福祉士・精神保健福祉士 取得)
私は障がいのある方の就労について興味があり、それについて調べていく上で社会福祉士と精神保健福祉士という資格を知りました。将来、障がいに関わる仕事がしたいという明確な目標があったので、絶対に資格を取得すると決めていました。そこで、社会福祉士と精神保健福祉士、両方の受験資格を得られる大学を選びました。

三條さん(社会福祉士・精神保健福祉士 取得)
大学入学前から、将来不登校支援に携わりたいと思っており、そのためには社会福祉士・精神保健福祉士の資格を取っておくと良いと、知り合いの精神保健福祉士の方から教えてもらったことがきっかけです。

村瀬さん(社会福祉士 取得)
福祉分野に興味があり、将来福祉関連の職業に就きたいと思っていたので、大学で福祉を学び、社会福祉士の資格を取得していたほうが仕事の幅が広がると思ったからです。

匿名希望さん(社会福祉士・精神保健福祉士 取得)
ボランティアに参加した際、日常生活や経済面などの問題を抱えている方と接し、当事者だけでなくその家族も、様々な不安や悩みを抱えていることを知りました。そこで、社会福祉士の社会的重要性を実感し、資格取得を目指しました。また、社会福祉士だけでなく精神保健福祉士の資格も取得することで、より多くの方を包括的に支援できると思いダブル取得を目指しました。

匿名希望さん(社会福祉士・精神保健福祉士 取得)
日常生活で困りごとを抱えている人の役に立ちたいと思い、資格を取得すれば将来の選択肢の幅が広がると考えたため、社会福祉士の資格取得を目指しました。また、精神保健福祉士については、入学後、1年次の講義で精神保健福祉分野に興味を持ったため、取得を目指そうと決意しました。

匿名希望さん(社会福祉士取得)
自分の進路を考えていた高校生の時に、社会福祉士という仕事を知り、社会福祉士について調べていくうちに自分に合っていると思い受験することを決めました。


Q2. 勉強方法や勉強スケジュール、毎日の過ごし方について教えてください。

北原さん(社会福祉士・精神保健福祉士 取得)
本格的に受験勉強を始めたのは11月ごろからでした。私は通学に往復4時間かかっていたので、その時間を有効活用し、勉強に充てていました。勉強方法としては、自宅で過去問を解き、解説をしっかり読み、つまずいた部分を通学時間で覚えるようにしていました。また、一週間でだいたい2科目ずつ確実に覚えるという意識で取り組んでいました。

三條さん(社会福祉士・精神保健福祉士 取得)
合格点+15点を目標にして、模試や過去問で間違えた単語をまとめたり、苦手な科目を見直したりして勉強しました。国試の直前には、解いたことのない過去問でも目標点以上取れるようになっていたので、ある程度自信をもって試験に臨めました。また、私は社会福祉士・精神保健福祉士のダブル取得を目指していたので、2資格の共通科目の点数を安定して取れるようにして、専門科目で残りの点数を補填するというイメージで、勉強する科目に優先順位をつけていました。他には、毎日勉強することを徹底していました。苦にならない程度の時間で良いので、勉強する習慣をつけることが大事だと思います。また、テストが午前にあるので朝にちゃんと頭が働くよう、規則正しい生活を送ることは大切です。

村瀬さん(社会福祉士 取得)
大学で加入していたテコムの国家試験対策動画を繰り返し視聴しました。試験2ヶ月前にアルバイトを辞め、試験勉強に集中しました。

匿名希望さん(社会福祉士・精神保健福祉士 取得)
試験勉強を本格的に始めたのは、4年生の秋ごろです。1日3時間は最低限やるように心がけ、過去問を中心に3周ほど解きました。また、移動中など空き時間があれば一問一答を繰り返し、知識が定着しているか確認しながら勉強しました。

匿名希望さん(社会福祉士・精神保健福祉士 取得)
点数を取るための勉強ではなく、内容をきちんと理解することを意識して勉強しました。例えば、苦手な科目を重点的に解き、わからなかったところを解説動画や解説書で復習するなどして、自分で説明できるようになるまでに理解を深めました。そのため、2時間くらいは続けて勉強するようにしていました。今日はこの科目をやる、とあらかじめ決めていたので、達成感もあり勉強をやり遂げることができたと思います。

匿名希望さん(社会福祉士取得)
毎日継続して勉強し続けることは難しかったため、一週間で勉強する曜日を決め、その日は少しの時間でも過去問を解いたり、参考書を読んだりして勉強する習慣をつけました。


Q3. 苦労した、大変だったエピソードを教えてください。

北原さん(社会福祉士・精神保健福祉士 取得)
私は覚えるのが得意ではない上に、試験の科目数が多いため、一つの科目を覚えたと思っても、全部の科目が解き終わったころには忘れてしまっていることも多く、苦労しました。そんなときは、絶対に合格したいという気持ちを奮い立たせ、何度も繰り返し問題を解き解説を読んで知識を定着させました。模試の点数は常に平均よりも下くらいでした。ですが、いつか成果が出ると信じ、勉強法を変えずに努力を続け、最後の模試では初めて良い点を取ることができました。自分の努力・成長が点数という形で表れ、自信につながりました。

三條さん(社会福祉士・精神保健福祉士 取得)
とにかく勉強が苦手で、最初は集中力が続かず長い時間勉強ができないことに悩みました。集中力が続かないことを友達に相談したら、「最初から長い時間やらなくていいよ、10分からでもいいから、毎日やろう」とアドバイスをくれて、そこからうまく切り替えて勉強に向き合えるようになりました。

村瀬さん(社会福祉士 取得)
模試では直前まで点数が伸びず、焦りましたが、先生に本番まで諦めてはいけないと励まされ、直前まで諦めず勉強をし、無事合格することができました。

匿名希望さん(社会福祉士・精神保健福祉士 取得)
人物名とその人が提唱した考えを結びつけて覚えることに苦戦しました。その対策として、友人と語呂合わせを考えたり、イラストを描いたりして、試行錯誤しながら少しずつ覚えていきました。

匿名希望さん(社会福祉士・精神保健福祉士 取得)
模試で思うように点数が伸びなかったことと、苦手な科目がなかなか克服できなかったことです。わからないところを友人に教えてもらったり、逆に自分が友人に教えることで記憶を定着させたりと、友人と協力し合いながら乗り越えました。

匿名希望さん(社会福祉士取得)
受験勉強を継続し続けることが一番難しかったです。大学で行われた社会福祉士対策講座に参加したことで、勉強する機会を増やすことができ、モチベーションの維持にもつながりました。

 


Q4. 資格取得を目指す上で同朋大学の強みについて教えてください。

北原さん(社会福祉士・精神保健福祉士 取得)
少人数教育で、学生同士はもちろん、先生との距離も近いところです。私が専攻していた精神保健福祉コースは特に少人数でしたが、多くの人が社会福祉士と精神保健福祉士のダブル取得を目指していたので、辛いときに悩みや不安を共有することができて心強かったです。模試で点数が上がらなかったとき、周りの友人の勉強方法や勉強時間などを参考にしました。そして、気さくな先生が多く、いつ相談してもしっかり話を聞いてくれました。

三條さん(社会福祉士・精神保健福祉士 取得)
入学して感じた同朋大学の強みは、目標に向けて学べる環境が整っている点です。大学までの交通の便もよく、図書館など落ち着いて勉強できるスペースが充実しています。目指せる資格の種類も多く、資格の併修もできるので、目指す将来に向けて幅広い選択ができます。また、少人数の大学なので、教職員との距離が近く、相談しやすいところも魅力です。特に、職員の方に奨学金や履修登録などについて相談することが多く、毎回親身に対応してくださいました。同朋大学に関わるすべての人の優しさに支えられていたと思います。

村瀬さん(社会福祉士 取得)
同朋大学の強みは先生との距離の近さです。大きな大学ではありせんが、だからこそ、先生が学生一人ひとりを気にかけてくださいます。国家試験対策講座では担当の先生が付いてくれますが、担当ではない先生にも相談しやすく、先生との相性で良し悪しが決まらないことが強みだと感じます。

匿名希望さん(社会福祉士・精神保健福祉士 取得)
先生との距離が近く、いつでも質問がしやすい環境が整っていることが魅力の一つです。また、先生に会うたびに勉強の進捗具合や不安はないかなど声を掛けてもらえたので、不安が和らぎ、孤独を感じることなく最後まで勉強を続けられました。

匿名希望さん(社会福祉士・精神保健福祉士 取得)
名古屋駅から比較的近く通いやすいところと、少人数教育で先生に質問しやすい環境です。学生同士も顔見知りが多く、みんな優しいので支え合って学生生活を送ることができました。また、国家試験対策講座など、資格取得のサポートが充実していると思います。

匿名希望さん(社会福祉士取得)
同朋大学では、学生と先生との距離が近いので、受験勉強で疑問や不安を感じた際にはすぐに相談することができます。また、勉強方法が分からなかったとき、社会福祉士の国家試験対策講座でその時期にすべき勉強内容を知ることができました。


Q5. 卒業後の進路や抱負を教えてください。

北原さん(社会福祉士・精神保健福祉士 取得)
私は、入学時から目指していた就労移行支援事業所に就職します。学生生活4年間で得た知識を活かすことができるように、今後も色々な経験を積み重ねて頑張っていきます。

三條さん(社会福祉士・精神保健福祉士 取得)
目標通りに、児童精神科クリニックへの就職が決まり、不登校支援を仕事にすることができました。一人でも多くの子どもたちに寄り添い、不安を取り除き、社会に戻る手助けをしたいと考えています。

村瀬さん(社会福祉士 取得)
卒業後は公務員の福祉職として働きます。どのような配属先になっても決しておごらず、多くのことを学び、成長していきたいです。

匿名希望さん(社会福祉士・精神保健福祉士 取得)
卒業後は就労移行支援事業所で働きます。入社後も勉強の連続だと思いますが、大学で学んだ知識や経験を活かして、利用者の気持ちに寄り添った支援ができるよう努力していきたいです。

匿名希望さん(社会福祉士・精神保健福祉士 取得)
卒業後は社会福祉協議会で働きます。誰もがその人らしく生活できるよう、社会福祉士として寄り添う気持ちを大切にして働きたいです。

匿名希望さん(社会福祉士取得)
卒業後は障がい者支援施設で勤務します。今までに学んできたことを活かし、多くの方に喜んでいただける支援をしていきたいです。

 

Q.6後輩、同朋大学に入学を検討中の方にメッセージ

北原さん(社会福祉士・精神保健福祉士 取得)
同朋大学の先生方はとても親身に話を聞いてくれるので、分からないことや不安なことがあれば、すぐに確認し、自分が理解・納得できるまでしっかり話を聞くことが大切だと思います。

三條さん(社会福祉士・精神保健福祉士 取得)
資格取得、大学卒業など一人ひとり異なる目標・目的をもって入学すると思いますが、大学は高校までと比べて、より多くのことを選択できる自由さがあります。時間もあり、遊びやアルバイトと楽しいことも多く、つい目標・目的を見失いがちですが、初心を思い出し、人に流されず、自分をしっかり持って学んでほしいと思います。

村瀬さん(社会福祉士 取得)
先の回答でも述べましたが、同朋大学の強みは先生との距離が近いことです。どの先生も親身に相談に乗ってくれます。普段の授業、就職活動、国家試験等、どのようなことも真摯に取り組めば結果の出せる環境だと思います。

匿名希望さん(社会福祉士・精神保健福祉士 取得)
先生との距離も近く、アットホームな雰囲気の中で人や環境にとても恵まれた学校生活を送れたと実感しています。大学生活は長いようであっという間の4年間なので、やりたいことは積極的に取り組んで実りある大学生活を送っていただきたいです!

匿名希望さん(社会福祉士・精神保健福祉士 取得)
教員も学生も優しい人が多く、悩みを相談しやすかったです。
講義や実習を通して専門性を身につけることができたし、福祉の分野で働く上で必要な知識や経験を得られたので、大学で社会福祉を学んでよかったなと思いました。

匿名希望さん(社会福祉士取得)
受験勉強では、最後まで諦めないことが一番大切であると感じました。これから受験をする方々も最後まで諦めずに頑張ってください。応援しています。

 

改めて、合格された皆様おめでとうございます!
学んだ知識を活かして活躍されることを、心より祈っております。