10/1(土)に行われた、2022年度 全日本学生柔道体重別選手権大会の結果を報告いたします。 髙須 円香(同朋大学) VS 〇内股 細谷 萌恵(帝京大学) 一回戦敗退 <監督コメント> たくさんの応援ありがとうございました。一回戦で負けてしまいましたが、おかげさまで最後まで戦い抜くことができました。監督に着任した4月から今回の大会までの半年間を振り返ると、髙須は本当によくやってくれたと感心するばかりです。4月に練習環境ががらりと変わり、慣れるまで時間がかかったと思いますし、4年生主将として後輩を引っ張るという責任もありました。教育実習や就職試験、足首のケガなどで練習時間も決して多くない中、できる限り柔道と向き合い努力を重ね、髙須自身初の個人戦での全国大会出場を決めました。そして日本武道館で戦う姿は、私を含め後輩たちに来年の試合へ向けての刺激を与えてくれました。髙須は今大会で学生最後の試合を終えました。同朋大学柔道部で得た経験を活かし、次のステージでも頑張ってもらいたいと思います。全国大会で髙須が見せてくれた雄姿や、全国の強豪を見て感じた悔しさ・憧れを忘れずに、改めてチーム一丸となって頑張っていきたいと思います。引き続き応援よろしくお願いいたします。 監督 内藤 明俊 【髙須選手 大会後インタビュー】 -まずはお疲れ様でした。全国大会の振り返りと、今の心境を聞かせてください。全国大会では、自分の実力不足で思い通りに試合を進めることができず負けてしまいました。やはり悔しい気持ちはありますが、それ以上に全国大会という場に立てたことをうれしく思います。 -全国大会はどのようなところでしたか。多くの人が目指す場所である日本武道館は、やはりとても大きく感じました。周りの選手が強い人ばかりだということもあり、入ったとときの空気がいつもよりピリッとしていて身が引き締まりました。団体では全国大会の経験がありますが、個人では初めてだったので、自分ひとりで戦わなければいけない状況にとても緊張しました。 -大会前のインタビューでお話されていた、ご友人やお知り合いの方たちには会えましたか。はい。話もできました。試合の前、会場の雰囲気に圧倒されていたときに、「楽しんできてね」と言葉をかけてもらい、心が軽くなりました。他にも、同じ階級に出場した知り合いとも、「絶対勝ちあがって戦おう!」と励まし合い、試合中の心の支えになりました。 -髙須選手にとって柔道とはどんな存在ですか。柔道は、様々な面で大きな影響を与えてくれました。保育園の年長の頃からずっと柔道をやってきて、柔道をやるのが当たり前になっていました。柔道をしていない自分が想像できないくらい、生活の中心でした。もちろん大変なこともありましたが、それでもたくさんの出会いや思い出をくれた柔道には感謝しかありません。柔道での出会いの中には今後もずっと続く縁もあると思いますし、たくさんの経験が人生を豊かにしてくれました。他にも、人格形成の面でも良い影響を与えてくれたと思います。というのも、アルバイト先や実習先で「礼儀正しい」と褒めてもらえたのですが、これは柔道でしっかりご指導いただいたおかげだと思っています。また、メンタル面も柔道で鍛えることができたと思います。中学校・高校時代は練習が厳しくつらいことも多かったですが、苦しいことがあったからこそ、くじけない心や粘り強さなど、乗り越える力を身に付けることができました。 -後輩に伝えたいことはありますか。後輩たちは今回の全国大会にも応援に来てくれて、「連れてきてもらえていい経験になりました」と言ってくれました。来年、仕事に慣れたら指導に来たいと思っているので、「来年はぜひ私を全国大会へ連れて行ってください」と言いたいです(笑)全国大会で私や他の選手の試合を見て学ぶところがあったと思うし、私よりももっと上を目指してもらいたいです。 -最後に、大学4年間の柔道を振り返って一言お願いいたします。人数が少ないという点が今までと大きく違い、最初は戸惑いましたし、思うように練習できないこともありました。ですが、高校の先生に協力いただき高校生と練習したり、監督や後輩が来てくれたりと、節目節目でいい出会いがあり、実りある4年間になりました。支えてくれた多くの人のおかげで、今回 全国大会に出場できたと思っています。組み合わせの運などもあり自分の実力だけじゃないですが、ずっと頑張ってきたのが最後に報われたことはうれしく思うし、周りの人への恩返しにもなったかなと思います。本当に多くの方に応援してもらえて、4年間同朋大学で柔道ができて本当に良かったと思っています。 皆様、たくさんの応援をありがとうございました。 これからも同朋大学柔道部をよろしくお願いいたします。