同朋大学では、511日から遠隔授業を開始しておりますが、新型コロナウイルスによる感染が収束しつつある状況から、徐々に対面授業に戻すべく、取り組みを進めています。その中で、学生、教職員の皆さんはマスク着用が必須と考えています。ただし、聴覚障がいを持つ学生の方々は、講義者の口元や表情で話の内容を確認することが大切であり、また支援者であるノートテイカーの皆さんも講義内容をその場で伝える際、表情を確認できる方が、聴覚障がい学生の方々の理解力が高まります。そこで、聴覚障がい学生が受講する講義においては、講義者やノートテイカーの皆さんにおいてはマスクをしない対策も必要であり、フェースシールドの準備が重要になると考えておりました。

 そうした折、安城商工会議所発AnjoHearts PROJECT http://www.anjohearts.jp/)が教育機関には無料でフェースシールド(A-MASK)を配布されていることを知り、早速申し込んだところ、必要数の50個を快く送っていただき、5月下旬に受け取ることができました。大学では、写真のようにフェースシールドをつくり、対面授業開始の準備を進めています。安城ハーツ・プロジェクトに対し、ここにあらためて感謝の意を表明いたします。

 同朋大学は、これからも障がい者に優しい大学づくりを目指していく所存です。

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