文学部 仏教学科 真宗学専攻 「本当に人間として生きること」とはどういうことか、親鸞が開いた浄土真宗という仏教により学んでいきます。 Previous Next 准教授 市野 智行(いちの ともゆき)先生 年齢や立場を超えて、共に考え、共に学ぶ 仏教学科では一年生からゼミ形式の演習授業を設けています。自ら意見や思い、そして学びの成果をアウトプットする場が数多くあるため、濃密な学びができます。また、「講読演習」と名のつく授業科目も多く取り揃えています。「講読」とは「内容をよく確かめながら読む」という意味。分かったことにして先に進んでいくのではなく、疑問に思ったことは一つひとつ確認しながら着実に進みます。学生を置き去りにして進めていくような授業はしません。さらに「教化学」という「仏教を現代のさまざまな問題課題に照らし合わせながら共に学んでいく」という学びの特徴があります。学生同士が、また、学生と教員が「共に」学んでいきます。仏教学科では、高校を卒業してそのまま進学する方はもちろん、もともと寺院で生まれ育ち、40代を過ぎてから真剣に仏教を学ぼうと志された方、仕事に区切りをつけ、新たな歩みの中心に仏教を求め、学びに来られる方など、幅広い年齢層の方々が学んでいます。さまざまな縁を感じながら、共に成長していきましょう。 学びの特徴 親鸞の生きざまや教えの中に、現代を生き抜く力が見出せる。 浄土真宗を開いた親鸞の教えを深く受けとめ、宗教・平和・人権・生命倫理など現代社会の諸問題と向き合いながら、学びを深めていきます。「共に仏の教えを学ぶ」教化学を通じ、「人間とは何か?」「人間とはどう生きるべきか?」という課題を、親鸞の生きざまに学び、自らの生きざまを問い直していきます。 取得できる主な資格・免許状 真宗大谷派教師資格 中学校教諭一種免許状(宗教) 高等学校教諭一種免許状(宗教) 学芸員 授業PICK UP 教行信証講読演習Ⅰ・Ⅱ 親鸞の主著である『顕浄土真実教行証文類』を読み解き、浄土真宗の教義の根幹を学びます。主要テーマを選び出し、講読・発表を通して理解を深めていきます。 歩む未来 僧侶(寺院住職など)、宗教関係職(真宗大谷派宗務役員、別院職員など)、中学校教員(宗教)、高等学校教員(宗教)、研究者、一般企業など STUDENT'S VOICE 実家がお寺のため、仏法を学ぶ必要がありました。大学では身近な友人が、自分と同じ環境に置かれていることがとても新鮮に感じました。学びでは「仏教文化講読演習」を通して、違う角度から仏教を見たり、根本的な思想を理解したりすることで、仏教をより好きになりました。大学での学びを地域の人たちの幸せに活かそうと、地域イベントにも積極的に参加しています。 真宗学 3年 佐藤 峻 さん 大橋学園高等学校(三重県)出身 同朋大学シラバス