社会福祉学科 心理学専攻 社会福祉学科心理学専攻が 2024年4月に開設しました! ●定員45名に対して5人の専任教員で手厚く丁寧に指導します。 ●心理職としての実務経験が豊富な教員が多く、現場で役立つスキルが身につきます。 公認心理師、精神保健福祉士の資格を取得し、病院、学校、福祉施設などの現場で、支援が必要な人をケアする専門職も目指せます。また、心理職志望以外で、純粋に心理学を学びたいという方も歓迎します。 「心理学」と「社会福祉学」の知識・技術を学ぶことで、相手の話に耳を傾け理解する力を身につけ、幅広い分野で活躍できる真の人間教育を目指します。 心理学とは 心理学は、人の心を科学的に探求していく学問です。その視点は、感情、思考、感覚・知覚、記憶、動機(やる気)などさまざまなものがあります。また、それらの働きによって生じた行動や、人が普段意識することのない無意識も、心理学の領域に含まれます。このように、心理学は広く深い領域にわたっていることが分かります。そうした広い観点から深く、じっくりと「人間」を理解していくのが、「心理学」という学問なのです。 心理学を学ぶことの意義 人の心や行動を科学的に探究する心理学の学びは、自己理解や他者理解を深め、自己成長や対人能力の向上につながります。プライベートでも、学業でも、仕事でも、人生のあらゆる面で役立つ学びです。医療、福祉、学校の現場だけでなく、一般企業に就職しても役立ちます。さらに、学びを通して、データを収集し、分析する統計のスキルや、論理的思考力を身につけることができます。他学部の方も心理学専攻の講義を受講することが可能です。また、同朋大学独自の認定資格である「傾聴士」も、他学部の方でも取得することができます。傾聴力を養うこの資格も、さまざまな場面で活かせます。 同朋大学社会福祉学部社会福祉学科「心理学専攻」の概要 少人数による基礎ゼミ(1、2年)、専門ゼミ(3、4年) 取得できる主な資格・免許状: 公認心理師(国家試験受験資格)※1 精神保健福祉士(国家試験受験資格)※2 傾聴士(同朋大学認定資格) 中学校教諭一種免許状(社会)※3 高等学校教諭一種免許状(福祉)、(公民)※3 特別支援学校教諭一種免許状(知的障害者、肢体不自由者、病弱者)※3 ※4 ※ 1 大学卒業後、所定の施設において実務経験を2年以上積むか、大学院に進学して所定の科目を修得し卒業することで、受験資格が得られます。 公認心理師となるために必要な科目履修者の決定は、1 年次後期の学内選考により行います。 ※ 2 精神保健福祉士国家試験受験資格課程履修者(定員30名)の決定は、1年次後期の学内選考により行います。 ※ 3 成績が基準に達していない場合は履修できないことがあります。 ※ 4 特別支援学校教諭一種免許状を取得するには基礎となる免許状(中一種・高一種)を取得することが必要です。 心理学専攻での学びの特徴 公認心理師(国家試験受験資格)を目指せます 公認心理師は、病院、学校、福祉施設などにおいて、心理に関する支援を行うカウンセラーの国家資格です。さまざまな視点から人の心を学ぶための座学、それを体験として身につける演習を経て、4年次の実習へとつなげていきます。 同朋学園グループ内での心理実習 ● 社会福祉法人貴和会 特別養護老人ホーム「アカデミックケアホーム太閤」での福祉分野の心理実習 ● 同朋高等学校でのスクールカウンセラーに関する心理実習 ● 同朋大学大学院人間学研究科附属「心理臨床センター」での心理実習 (※その他、学園外:精神科病院、精神科クリニック、小児科クリニック、児童養護施設、不登校児童生徒の適応指導教室等での心理実習があります) 公認心理師と精神保健福祉士のダブルライセンスを目指せます 精神保健福祉士は、精神疾患や心の問題を抱えた人に対し、社会復帰のための助言や、支障なく日常生活を送るためのサポートをするソーシャルワーカーの国家資格です。公認心理師課程と精神保健福祉士課程を併修して学ぶことで、医療領域により詳しい知識・技能を持つ人材を目指します。また、大学を卒業して精神保健福祉士として働く道も開けます。 同朋大学が認定している「傾聴士」の資格取得 人の話に耳を傾け、その話を聞くことで、その人が課題と向き合っていくための支援をする傾聴力を身につけます。心理職や福祉職の仕事のほか、さまざまな分野、場面で活かせます。 同朋大学大学院 臨床心理分野への進学の道 同朋大学大学院 人間学研究科 仏教人間学専攻 臨床心理分野では、公認心理師・臨床心理士の受験資格が取得できます。進学のチャンスが増える「学内選抜試験制度」あり! 人の「こころ」に寄り添って、支えていける専門家になりたい。 心理学の基礎と応用、心理支援の理論と技術の修得を目指します。主な実習先は、学校や児童養護施設、病院などです。実習に出る前に、講義で臨床心理、発達心理、教育心理、精神医学などの専門知識を学びます。また、演習では、心理面接や心理査定の方法、対象者を正確に理解し、適切に支援していくための基本的態度と共感的理解の姿勢を身につけます。卒業後、現場での実務経験を2年以上積むか、大学院に進学し、所定の授業科目を修めることによって、公認心理師試験受験資格が取得できます。大学院では臨床心理士受験資格も取得できます。また、心理職志望以外の、純粋に心理学を学びたいという方も歓迎します。 授業PICK UP 心理学概論 心理学の基礎的な概念、知識を学びます。心理学の各分野に共通する幅広い知識を得ることで、教養を深めるのと同時に、人の内面を理解していく方法について学び、私たちの心の動きを理解することを目指します。 歩む未来 学校(小学校・中学校・高等学校のスクールカウンセラー、大学の学生相談員など)、児童相談所、家庭裁判所、医療機関(主に精神科、小児科など)、福祉施設(児童、障がい者、高齢者)などの心理職、一般企業、公務員など STUDENT'S VOICE 福祉現場での豊富な経験を持つ先生が多く、リアルな体験談から将来の自分を明確にイメージできます。心理学や福祉で活用される統計学を研究する心理学統計法など、心理学に関する学びを掘り下げていく中で、心理職を志すようになりました。現在は、公認心理師・臨床心理士の資格取得を目指して、毎日学業に励んでいます。 心理学コース 4年 橘 志伊奈さん 愛媛県立川之石高等学校 出身 COLUMNコラム 『心理学を学ぶ意義や意味って何だろう?』 人の心を深く知り、理解することで、人を助けること、より良い社会を作っていくことに活かしていきます。しかし、人の心は一人ひとり違っていて、ある人にとって適切な接し方が、別の人にとっても適切だとは限りません。また、うれしいことが2つ同時に起こっても必ずしもうれしさが2倍になるというわけではありません。このように、数式や定理にあてはめられるわけではなく、また画一的な正解があるわけではないからこそ、いろいろな観点から「心」について深く広く学び、掘り下げ、それを個々の理解へとつなげていく姿勢が必要になるのです。そこが、心理学の難しいところでもあり、面白いところでもあります。「この人にとってこの出来事はどういう意味があるんだろう」、「この人がこういう言動にならざるを得なかった背景にはどういう事情があるんだろう」、こうした個々の事情を深く考えていくために、心理学の諸理論が存在するのです。 Previous Next 石牧 良浩 先生 4年間の学び 1年次 心理学の基礎を学ぶ 「建学の精神」・「社会福祉」を礎として「心理学」の基礎的な学びをします。 授業PICK UP 『心理学概論』『公認心理師の職責』 心理学とは何かを学びます。また、心理学にはどのような領域があるのかについて学び、基礎力を身につけます。また、心理専門職とされる公認心理師の職務と役割について理解します。 2年次 心理学の方法論を学ぶ 心理学の研究方法を学び、また、調査や実験を行いそこから得られたデータの処理方法や分析方法を学びます。 授業PICK UP 『心理学研究法』『心理学実験』 『心理的アセスメント』 心理学の基礎的な実験や調査研究を実施し、実験レポートや調査研究のレポートの書き方、プレゼンテーションの仕方などを身につけます。また、心理的問題をもつクライエントへの心理的アセスメントの方法について学び、実践できるようになることを目指します。 3年次 心理学の専門性を高める 1年次、2年次の学びから、自ら選択したゼミに所属し関心のあることを深めます。『心理演習I・II』が始まり、心理検査やカウンセリングの演習を通して、4年次に保健医療分野、福祉分野、教育分野などの心理実習へとつなげていきます。 授業PICK UP 『心理学的支援法』『心理演習』 理論学習だけでなくグループでの話し合いによる心の交流、ロールプレイなどを通じて、心理的問題をもつクライエントへの心理的支援の方法について学び、実践できるようになることを目指します。 4年次 心理学の学びの集大成『心理実習』『卒業研究』 心理実習の実践と事前・事後の学び、就職・進学に向けての準備をします。大学院に進学して公認心理師・臨床心理士の受験資格を得る道も模索します。また、卒業論文の執筆など4年間の集大成をします。 授業PICK UP 『心理実習』 3年次までの学びと心理実習の体験をベースに、公認心理師としての倫理お よび知識・技術を再確認し、さらに心理専門職としての自分自身の歩む道について考えます。 授業紹介 心理学概論 心理学の領域は基礎心理学から応用(臨床)心理学まで多岐にわたり、この講義ではそれらの全体像を学びます。印象形成※1 や対人魅力※2、記憶や感情の仕組み、心の発達や性格といった事柄などを幅広く学ぶことで、後の専門的な学びにつながります。 ※1容貌・声・身振り・風評など、他者に関した限られた情報を手がかりとして、その人物の全体的なパーソナリティを推論すること ※2好き嫌いなど、人が他者に対して抱く肯定的または否定的な態度 社会福祉学部社会福祉学科 心理学専攻 教育科目(2024年度入学生) 1年次 2年次 3年次 4年次 専門教育科目 専門基礎科目 生活と福祉 人間の尊厳と自立 ソーシャルワーク論Ⅰ 心理学概論 心理学基礎演習Ⅰ 心理学基礎演習Ⅱ 専門基幹科目 ソーシャルワーク論Ⅱ 社会福祉発達史Ⅰ(西洋) 社会福祉発達史Ⅱ(日本) 児童・家庭福祉総論 高齢者福祉論 介護福祉 障害者福祉論 社会理論と社会システム 介護概論 こころとからだのしくみⅠ 精神疾患とその治療Ⅰ 精神疾患とその治療Ⅱ 精神保健福祉の原理Ⅰ 仏教と福祉 発達障害児心理学Ⅰ(知的障害者) レクリエーションの理論 レクリエーションの手法・支援技術 公認心理師の職責 知覚・認知心理学 感情・人格心理学 神経・生理心理学 人体の構造と機能及び疾病 教養共通科目 宗教科目 宗教と人間(釈尊と現代) 宗教と人間(親鸞と現代) キャリア教育 キャリア開発の基礎 外国語科目※注1 英語1 英語2 英語3 英語4 英語5※1 英語6※1 フランス語1※1 フランス語2※1 ドイツ語1※1 ドイツ語2※1 中国語1※1 中国語2※1 ハングル1※1 ハングル2※1 日本語1 日本語2 日本語3 日本語4 注1) 外国語科目の履修方法は、「英語1・2」「英語3・4」を4単位必修、「フランス語1・2」「ドイツ語1・2」「中国語1・2」「ハングル1・2」「英語5・6」の科目の中から外国語科目を2単位選択必修とする。ただし、留学生は、別に定める「留学生の外国語科目履修についてのガイドライン(指針)」にしたがって、6単位以上修得しなければならない。 ※1(1年次又は2年次のいずれかで履修のこと) 教養 哲学 倫理学 宗教史 宗教学 死生学 哲学史(東洋) 哲学史(西洋) 日本史 外国史(東洋) 外国史(西洋) 政治学 国際政治学 経済学概論 経済学各論 経営学 法学 労働法 刑法 日本国憲法 社会学 心理学 教育心理学 発達教育学 地理学 地誌学 環境学概説 自然地理学 認知症の理解Ⅰ 認知症の理解Ⅱ 人体の構造と機能及び疾病 社会統計学入門 総合 文化総合1 文化総合2 名古屋・中村学 名古屋・中村学講義Ⅰ(歴史文化) 名古屋・中村学講義Ⅱ(現代社会) スポーツ スポーツ健康科学 スポーツ実技1 スポーツ実技2 スポーツ実技3 スポーツ実技4 情報 情報社会 情報処理 国際 海外語学研修 海外文化研修 ボランティア ボランティア論 ボランティア史 ボランティア活動 NPO・ボランティアマネジメント総論 NPO・ボランティアフィールドワーク 専門教育科目 専門基幹科目 社会福祉の原理と政策Ⅰ 社会福祉の原理と政策Ⅱ 社会保障論Ⅰ 社会保障論Ⅱ 地域福祉の理論と方法Ⅰ 権利擁護と成年後見制度 ソーシャルワークの理論と方法Ⅰ ソーシャルワークの理論と方法Ⅱ ソーシャルワークの理論と方法Ⅲ ソーシャルワークの理論と方法Ⅳ ソーシャルワークの理論と方法Ⅴ 発達と老化の理解 障害の理解Ⅰ こころとからだのしくみⅡ こころとからだのしくみⅢ 精神保健学Ⅰ 精神保健学Ⅱ 精神保健福祉の原理Ⅱ 精神保健福祉制度論 社会福祉調査の基礎 民法Ⅰ 民法Ⅱ 行政法 社会政策 特別支援教育Ⅰ 特別支援教育Ⅱ 発達障害児心理学Ⅱ(知的障害者) 発達障害児の生理(知的障害者) 肢体不自由児総論(肢体不自由者) 病弱児総論(病弱者) 発達障害児総論(知的障害者) ソーシャルワーク演習Ⅰ レクリエーションの指導法 情報処理演習 ソーシャルワーク実習指導(基礎) 臨床心理学概論 心理学研究法 心理学統計法 心理学実験 心理的アセスメント 教養共通科目 外国語科目※注1 英語5※1 英語6※1 フランス語1※1 フランス語2※1 ドイツ語1※1 ドイツ語2※1 中国語1※1 中国語2※1 ハングル1※1 ハングル2※1 日本語5 日本語6 注1) 外国語科目の履修方法は、「英語1・2」「英語3・4」を4単位必修、「フランス語1・2」「ドイツ語1・2」「中国語1・2」「ハングル1・2」「英語5・6」の科目の中から外国語科目を2単位選択必修とする。ただし、留学生は、別に定める「留学生の外国語科目履修についてのガイドライン(指針)」にしたがって、6単位以上修得しなければならない。 ※1(1年次又は2年次のいずれかで履修のこと) キャリア教育 キャリア開発の展開 教養 哲学 倫理学 宗教史 宗教学 死生学 哲学史(東洋) 哲学史(西洋) 日本史 外国史(東洋) 外国史(西洋) 政治学 国際政治学 経済学概論 経済学各論 経営学 法学 労働法 刑法 日本国憲法 社会学 心理学 教育心理学 発達教育学 地理学 地誌学 環境学概説 自然地理学 認知症の理解Ⅰ 認知症の理解Ⅱ 人体の構造と機能及び疾病 社会統計学入門 総合 文化総合1 文化総合2 名古屋・中村学 名古屋・中村学講義Ⅰ(歴史文化) 名古屋・中村学講義Ⅱ(現代社会) スポーツ スポーツ健康科学 スポーツ実技1 スポーツ実技2 スポーツ実技3 スポーツ実技4 情報 情報社会 情報処理 国際 海外語学研修 海外文化研修 インターンシップ インターンシップⅠ インターンシップⅡ インターンシップⅢ インターンシップⅣ ボランティア ボランティア論 ボランティア史 ボランティア活動 NPO・ボランティアマネジメント総論 NPO・ボランティアフィールドワーク 専門教育科目 専門基幹科目 貧困に対する支援 現代貧困論 地域福祉の理論と方法Ⅱ 児童・家庭福祉の方法 福祉サービスの組織と経営 更生保護制度 ソーシャルワークの理論と方法Ⅵ 精神保健福祉援助演習Ⅰ 発達心理学 老年心理学 仏教と生命倫理 社会・集団・家族心理学 健康・医療心理学 福祉心理学 司法・犯罪心理学 産業・組織心理学 社会福祉外書講読 ソーシャルワーク実習Ⅰ ソーシャルワーク実習指導Ⅰ レクリエーション実習 キャリア支援講座Ⅰ キャリア支援講座Ⅱ 学習・言語心理学 心理学的支援法 関係行政論 心理学総合演習Ⅰ 心理学総合演習Ⅱ 教養共通科目 キャリア教育 キャリア開発の実践 総合 文化総合1 文化総合2 名古屋・中村学 名古屋・中村学講義Ⅰ(歴史文化) 名古屋・中村学講義Ⅱ(現代社会) 国際 海外語学研修 海外文化研修 ボランティア ボランティア活動 傾聴 傾聴活動論 傾聴実習指導 傾聴実践実習 インターンシップ インターンシップⅠ インターンシップⅡ インターンシップⅢ インターンシップⅣ 専門教育科目 専門基幹科目 精神保健福祉援助演習Ⅱ 論文指導 卒業論文 心理学総合演習Ⅲ 心理学総合演習Ⅳ 教養共通科目 総合 文化総合1 文化総合2 名古屋・中村学 名古屋・中村学講義Ⅰ(歴史文化) 名古屋・中村学講義Ⅱ(現代社会) 国際 海外語学研修 海外文化研修 ボランティア ボランティア活動 傾聴 傾聴活動論 傾聴実習指導 傾聴実践実習 インターンシップ インターンシップⅠ インターンシップⅡ インターンシップⅢ インターンシップⅣ 同朋大学シラバス Faculty教員紹介 石牧 良浩 教授[心理的アセスメント] 井上 薫 特任教授[子ども家庭支援の心理学] 太田 和佐 専任講師[心理学概論] 小沢 日美子 教授[教育心理学] 鴨澤 あかね 教授[心理学的支援法] 福島 裕人准教授[公認心理師の職責] 出張講義一覧 主な取得資格・免許一覧 公認心理師