社会福祉専攻 精神保健福祉コース
精神保健福祉分野のスペシャリストとして
人々の生活と心を支える人材を育てる
4年間の学びで精神保健福祉士国家試験受験資格の取得を目指せます。
利用者と直接向き合い、語りかけられる精神保健福祉士に
吉田 みゆき(よしだ みゆき)先生
当事者のことは当事者に聞いてみなければわかりません。学生たちには精神科病院などで行われるボランティアに参加し、実習とは別に当事者の言葉に耳を傾ける経験をして欲しいと考えています。また、実習に関しては、2年次に2日間、3年次に12日間、4年次に12日間(または18日間)実施しています。前の実習で得たことや課題として残ったことを次の実習につなげ、より効果的に学ぶのがその狙いです。実習や国家試験の受験勉強はたしかにつらいですが、仲間同士で支え合い、卒業後も職場を超えた交流が続く点もこの大学の魅力です。
学びの特徴
ソーシャルワーカーになって、心の病を患った人とその家族の暮らしを支えたい。
取得できる主な資格 | 精神保健福祉士(国家試験受験資格) |
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授業PICK UP | 『精神障害リハビリテーション論』 精神障がいの特性の一つは、病気と障がいが併存することです。つまり薬物療法などの治療だけではなく、リハビリテーションも重要だということです。 この授業では精神障がいリハビリテーションの概念やプログラムを学ぶとともに精神保健福祉士としての役割を考えていきます。 |
歩む未来 | 医療機関(精神科)、保健所、精神保健福祉センター、地域活動支援センター、就労支援事業所など |
STUDENT'S VOICE
精神保健福祉コース 4年 葛西 颯太さん
高等学校卒業程度認定試験
4年間の学び
1年次
福祉を学ぶ基礎をつくる
授業PICK UP
精神疾患とその治療Ⅰ・Ⅱ
主な精神疾患の症状・経過・治療方法について学び、精神科病院等においてチーム医療の一員としての精神保健福祉士の役割を理解します。また、再発予防・地域生活支援など、地域での多職種連携についても学びます。
2年次
専門的学びと2日間の見学実習
授業PICK UP
精神保健福祉制度論
精神障害者に関する医療制度の概要と課題、生活支援に関する制度の概要と課題について学びます。その上で精神保健福祉士の役割を理解し、専門職として法制度を適切に活用できることを目指します。
3年次
実習Ⅰとゼミ(社会福祉演習)の開始
授業PICK UP
精神保健福祉援助演習Ⅱ
実習に向けて、精神疾患や精神障害のある人やその家族の状況や課題を的確に捉えることができるよう、事例を活用しながら援助の過程を考えます。グループワーク、ロールプレイなどを用いて楽しく学びます。
4年次
実習Ⅱ・Ⅲと国家試験受験準備
授業PICK UP
精神障害リハビリテーション論
精神障害リハビリテーションの概念、プロセス、精神保健福祉士の役割を学びます。さらに認知行動療法、作業療法、復職支援プログラム、SST(ソーシャルスキルトレーニング)、家族心理教育など、各プログラムの内容を理解します。
取得できる主な資格
- 精神保健福祉士*1(国家試験受験資格)
- 社会福祉士(国家試験受験資格)
*1 精神保健福祉士国家試験受験資格課程履修者(定員30名)の決定は1年次後期の学内選考により行います。