9月28日(土)・29日(日)に秋田県立武道館で行われた『全日本学生柔道体重別選手権大会』に本学から3名が出場いたしました。

結果は以下の通りです。

 

戦績

 

🔶小山華奈 選手(4年・同朋)vs 廣澤未来 選手(淑徳大学)

相手の廣澤選手は関東チャンプ。

開始1分過ぎ、3分頃にそれぞれ払腰で技ありを取られ、合わせ技一本で敗退。

「大学生活最後の試合でした。最後に全国大会という大きな試合で終えることができたので良かったです。」

 

🔶黒川美咲 選手(4年・中京学院大中京)vs 飯塚奈々 選手(帝京科学大学)

1分過ぎに隙を突かれ、寝技で抑え込まれ敗退。

「結果は1回戦負けと残念な結果でしたが、大学最後の試合を精一杯楽しめたので良かったです。」

 

🔶河端風 選手(1年・大成)vs 枠谷菜々 選手(山梨学院大学)

相手の枠谷選手は関東チャンプ。

河端選手、枠谷選手双方互角に攻め合い4分が経過。延長戦まで縺れた一戦となったが、一瞬の隙を突かれ小内刈りで技ありを取られ敗退。

「大学生になって初めての個人戦の全国大会でした。納得のいく結果は出ませんでしたが、自分の成長を実感することができました。」

 

▼11月には『講道館杯全日本柔道体重別選手権大会』への出場も控える -輝くために…“最強の挑戦者”として-

「11月には講道館杯があるので、まずはその試合に向けて練習に取り組みたいと思います。挑戦者としてこれからもひたむきに、目標に向かって頑張っていきます。」 

連戦が続くが細木勁吾 監督は、

「強い選手にとって連戦は当たり前です。疲労もたまってくると思うが、強い選手しか経験できないこと。体力的にも精神的にもたくましくなって成長していってほしい。」

と更なる成長を期した。

 

監督インタビュー

 

🔶細木勁吾 監督

▼監督として初の『全日本学生柔道体重別選手権大会』出場を振り返って

「3名ともに1回戦敗退という結果になりました。この大会に出てくる選手たちは当然ですがレベルが高く、簡単には勝たせてくれませんでした。うちの選手たちはこの大会で勝つというところまで達していませんでした。まだまだですね。勝たせてあげられなかったことは監督である私の責任です。選手には申し訳なかったです。ただ、全国の舞台までたどり着いたということは力のある証拠。この経験を次の大会、来年以降に活かしてもらいたいです。強い選手を育てられるよう私自身も精進し指導していきます。」

 

▼監督就任2年目。着実に進化を遂げる同朋大学 柔道部

「昨年であれば全国大会に出場できたことだけで評価できました。ただ今年は状況が違います。全国に行くのは当たり前。最低限。そこでいかにして戦うか、勝利を引き寄せるかが重要です。選手たちには内容も結果も求めます。強化クラブとして結果で応えるという義務があります。今回この大会に出場できなかった者には、これまで以上の責任と覚悟をもって取り組んでもらいたいと思います。目の色を変えて、より高い意識と目標をもって“次は絶対に全国で勝つ”と思い続けてくれることに期待しています。」

 

▼自身も大学時に『全日本学生柔道体重別選手権大会』に出場 -投げられ続けても立ち上がる-

「僕も大学生の時にこの大会に出場しているんですよ。結果は学生たちと同じ1回戦負けです。当時も今もこの大会は簡単に勝たせてくれませんね。」

現役時には達成できなかった『全日本学生柔道体重別選手権大会』での勝利。教え子らが、その思いに応えてくれる日もそう遠くはないはず。

全国の舞台で苦杯を喫した者。全国の舞台を目指す者。教え子とともに夢に向かって歩む細木監督。最後にそんな教え子に向けてこう言い残し、会場を後にした。

「柔道は決して勝つか負けるかだけではありません。人間形成をするうえでとても良い競技です。どんなに投げられ続けても立ち上がらなければいけません。人生とよく似ていますね。」

若き指揮官の挑戦はまだ始まったばかり-。